バイクの洗車方法まとめ!買取価格が上がる洗車テクニック!
バイクを売る前にきれいに洗車、軽く整備してから査定に出そう!
人により洗車方法は、錆びるから拭くだけや、汚れた部品は外して掃除しよう、細部までブラシで細かくなど、それぞれこだわりがあると思います。
ここでは実際に、バイク屋さんで働いていた経験のある私、ナオの洗車法を紹介して行きたいと思います。
今回はナオの現在の愛車「アドレス110」を洗車してみました。
通勤で使ってなくてドロドロ…はたしてきれいになるのでしょうか?
洗車前ビフォー
かなり汚れてしまっていますよね…
これからナオおすすめの洗車方法で洗っていきますね!
バイクを洗車する場所
日かげになる所でコンクリートの上でゴミや砂はきれいに掃除をしてから洗車しましょう!
床を水で洗い流して、水で床が濡れた状態にしてから作業すると余計なほこりが立たないのでベストです。
!注意!
天気の良い日、気持ち良いから日光の下で洗車をしたら水分も早く乾くしいいだろうなーと思い洗車、なんて事があると思いますがこれはNGです!
なぜ日かげ?というと洗車途中に洗剤分が乾いてしまうと落ちづらくなり、倍の労力が掛かってしまいます。
水分の上に直射日光が当たると、水のレンズ効果でウオータースポットと言うシミが付いてしまい、最悪、取れなくなる事が多々あります。
なるべく直射日光の当たらない場所を探し、出来れば日陰で作業する様にしましょう
洗剤は食器洗い用、または中性洗剤がベスト
なぜ中性洗剤をオススメするかというと、アルカリや酸性などは塗装やプラスチック、金属表面を痛める可能性がありますので中性洗剤を使います。
特に年数がかなり立っているバイクの場合、アルカリや酸性の洗剤は特にオススメできません。
特に食器用中性洗剤はコンパウンドや保護剤など余計な成分が入っておらず、油汚れや泥汚れ落とし等に大変向いています。
中性のカーシャンプでも可!コンパウンドやワックス成分が入ってる商品があるので、注意書きを良く読んでコンパウンドやワックス成分が入っていないものを使ってくださいね。
!注意!
洗濯機用洗剤で洗車はダメ!ゼッタイ!
洗濯洗剤がかなり汚れが落ちやすいので、稀に使っている方を見かけますが、蛍光剤や、過度な香料等が入っており、成分も大概の製品がアルカリ性です。
年式がある程度経過しているバイクの場合プラスチックやゴム部分などを溶かしてしまう可能性がとても高く、最悪ヒビや欠けなどが発生するので止めておきましょう。
洗車用スポンジ
スポンジでも表面が均一な小さな穴が空いたタイプは望ましく有りません。
均一に穴が空いたタイプは硝子などの硬いものに向いていているようなスポンジなので今回は避けましょう。
表面に海綿体の様なランダムに、小穴大穴とポコポコ開いている物が傷が付きづらくオススメです!
ボデイを洗う時にスポンジの小穴にホコリやゴミが入って、ボディに傷を付けるのを最小限にしてくれます。
!注意!
スポンジを床に落としてしまった場合、バケツで洗ってしまうのはNGです。
最悪バイクに大きな傷を付ける可能性がありますのでベストはスポンジごと交換。
スポンジが一つしかなければバケツで入念に洗ってバケツの水を捨てた後、流水でしっかり洗いましょう!
たわし
タイヤを洗浄専用に使います.。タイヤの汚れ落としはたわしが抜群です。
たわしに金属が付いているタイプはホイルなどに当てると傷がつくので気をつけて洗いましょう。
水分拭き取り用のタオル
柔らかく、水分が取れる物であれば何でも構いません。
汚い部分や油汚れがついている場所用と綺麗な外装用を2枚用意して置くと作業がはかどります。
洗い方
洗い方は後ろからでも前からでも構いません、上から下へと洗うと効率的です、色々コダワリが有る方も居ると思います。
その場合は使えそうな記述を自分なりの作業に織り交ぜて貰えると、効率が良くなると思います。
車両は走行後直ぐなどでは無く、しばらく置いて、成るべく冷えた状態で洗って下さい。
熱い状態で洗うと、水分が直ぐ乾いてしまい水垢などのシミになり、なかなか取れなくなるので、成るべく冷えた状態で洗う事をお勧めします。
コンプレッサーなどエアーが使える環境が有れば、車体全体を上から下の順序でゴミ・小さな砂・埃などを吹き飛ばします。
多分ない方が99%かと思いますが念のため…笑
車体にまんべんなく水をたっぷりかける
写真のように思い切って水を上からかけましょう!
車体全体にまんべんなく水を掛けます、も上から下の順序でジャブジャブと掛けて下さい。
此処での注意点はフェンダーの中は泥や砂が付いている場合が有ります、綺麗に水で濡らし、流しておきましょう。
良く作業前に車両を見て周り、配線のカプラー・成るべくハンドル・メーター周り・マフラーの穴、に水が掛からない様にしましょう。
鍵穴には剥がれない様に、マスキングテープを貼って養生しておくと水が入るのを防ぐことができます。
洗剤を作る
バケツに水をためて食器洗い洗剤、または中性洗剤を投入します。
食器洗い用洗剤の場合1リットルに対して小さじ1の割合で洗剤溶液を作ります。
割合は正確でなくても良いので思いっ切り泡立てるのがポイントになります。
外装部分
ボディーに泡と水分を置いて行きます、全体が泡だらけになったらボデイを洗います、ゴシゴシ擦ると傷が付くので、後ろから前に向かって優しく引く様な感じで素早く全体を洗い上げていきます。
バイクは走行中、前から後ろの方向に向かって風が流れています、小さな目に見えない様な傷が前から後ろに向かって付く為、風の来る方向と逆ににむかってスポンジを動かすと、汚れが良く落ちます。
また、夏の暑い時期の場合、洗剤分が乾いてしまうと厄介なので、タンクで有ればタンク、部品1つ洗ったら流す、フェンダーを洗ったらまた洗剤分を流す、と言う繰り返しもとても良い作業方法です。
外装部分以外
ホイル・フォーク・マフラーは傷が付かない物で汚れが落ちれば良いです特別なしなくてOKです。
外装部分と違うスポンジやブラシ等を使うと良いでしょう。
ホイルに付いた汚れは中々落ちません、どうしても落ちない汚れは、油汚れ洗剤(パーツクリーナーなど)を使うと落ちますが見えない所でテストしてから使用して下さい。
車体の年式によっては強力過ぎて塗装部分や金属部分が白く変色してしまう場合もあります。
洗剤分を洗い流す
洗剤分をきちんと残らず落とす。
水で上から下に水をシャブシャブかけて洗剤分や汚れをキッチリ洗い流して下さい。
洗剤分が残ると錆やシミの素になってしまいます。念入りに洗い流して下さい。
水分を吹き取る
拭き取る際もゴシゴシ擦らず柔い布で優しく拭きあげて下さい。
外装は外装で、金属部分は金属部分でタオルやウエスを使い分けるのがコツです。
最後はもう一度汚れが落ちたか確認し、落ちてない所はもう一回洗います。
後は日陰で放置して細かい部分が乾くのを、待ちましょう。
ほとんどお持ちの方はいないかとおもいますが、コンプレッサーをお持ちの方の場合、外装部分は良いのですが、入り組んだ場所には余りエアーを吹かないのが正解です。
エア圧が強いと普段水分が行かない場所に、水分が入ってしまう可能性が有るので止めておきましょう。
ワックスは注意
下取りや買い取って貰う場合、ワックスが掛かっていると嫌がる業者さんもいますので、程々にしておきましょう。
ワックスやコーティングはSHOPによってワックスの種類が違います。
前掛けたコーティング剤やワックスと相性が悪かったりすると白くなり取るのが大変苦労する事が有ります。
直さなければいけない傷や小さい潰れも、塗装の際、塗料を弾いてしまう事があるので、思いっ切りワックスやコーティング剤を塗るのは好ましく有りません、薄く塗る程度にしておきましょう。
下取したバイク屋さんにもよりますが、売る前に、機械で磨きをかける(ポリッシング)と言う作業をします、その際にワックスは全て取れてしまいます。その後、補修・コーティング・ワックスを施し違うオーナー様に渡ります。
洗車のビフォーアフター
それでは洗車前のビフォーをもう一度見てみましょう!
洗車前はかなりよごれていましたね…。きれいに洗車するとこのようになりました!
汚れがきれいさっぱり落ちました。ここまできれいになると気持ちいいですね!
洗車時の注意事項5つ
- ホースから出る水で洗う分にはチェーン、エンジン、ブレーキキャリパーやパッド部分に水が掛かるのは問題有りません
- スチーム洗車機で洗う場合エンジン部分に直接掛けてしまうと、プラグの穴にに水が溜まってしまいエンジンが掛からなくなる可能性もあります
- チェーン部分も一緒でシールチェーンなど使用している車種も有るので、チェーン部分に近づけて吹き付けたりするのは著しくチェーンの寿命が縮まります
- 小さなシミ、タール、小キズ、等は、自信が無ければ取らなくてそのままで大丈夫です
- とにかく擦らず水、水、水で落とす、取れない汚れも一緒、擦るなと言いませんが、洗剤の付いたスポンジで優しく洗った後水でキッチリ洗い流すを繰り返すと言うのがセオリーです
バイクの洗い方についてのまとめ
ここまで長々と説明してきましたが、何故洗車が重要かと言われるかもしれませんが、汚いバイクでも買い取ってくれます。
ただ、あまりにも汚いと査定に響きます、洗車専門SHOPもこの作業と同じ作業をしている所もあります。
これからバイクを乗り換えるときも応用が効きますので是非実践してくださいね!
【おまけ】
塗装面の鉄粉なども取りたい時は専用粘土で、水を掛けながら優しくい擦って下さい、ほとんど取れると思います。
【裏ワザ】
取れたか塗装面を確認したい場合は目ではとても見えませんので、タバコを包んでいる透明な薄いフィルムを用意し、指を入れた状態で乾いた塗装面を軽く擦って見て下さい。
ザラザラ、プツプツしていると何かしら塗装の上にゴミや鉄粉などがくっついていると言う証拠です。
コーティング剤については此処では説明しませんが、ワックスについて少し説明します。
固形、半練り、液体、大きく分けて3種類が存在します、半練りや液体は筆者はほとんど使いません。
固形カルナバと言う商品を何十年と使っています、条件にもよりますが、キッチリかけると1ヶ月以上持っています。
ヌルっとした艶と肌触りの仕上がりで、とても長持ちします。
【注意】
汚れも落ちて保護効果も有ると言う商品は、コンパウンドか洗浄成分も混ざっています。
汚れ落とし効果もいまいち、保護効果もいまいち、となってしまいます、時間が無い、面倒だと言う方にはお勧めしますが、私は気合でやる!と言う人は、お勧めしません。
洗浄は洗浄、ワックスはワックスとして、区別して使うと、とても良い効果と持続性が得られます。
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