バイクの部位名称は、最初に「操作系」「エンジン周り」「足回り」「ブレーキ系」「駆動系」「外装系」「電装系」に分けると覚えやすくなります。車種によって形や配置、搭載される部品は異なりますが、基本の名前を知っておくと、ショップでの相談、部品購入、日常点検、中古車選び、売却査定時の説明がスムーズになります。
この記事では、バイク初心者でも位置関係をイメージできるように、車体全体、ハンドル周り、メーター周り、エンジン、足回り、ブレーキ、外装、電装系に分けて主要なバイク部品の名称を解説します。正確な車種別名称は、メーカーの取扱説明書やパーツカタログで確認してください。
バイクの主要な部位名称一覧

まずは、バイクの部位を大きな分類で把握しましょう。細かな部品名を覚える前に「どのグループの部品か」を理解すると、故障箇所や傷の位置を説明しやすくなります。
| 分類 | 主な部位・パーツ | 主な役割 |
|---|---|---|
| 操作系 | ハンドル、スロットル、クラッチレバー、ブレーキレバー、シフトペダル | 方向転換、加減速、変速、停止の操作 |
| メーター・スイッチ系 | スピードメーター、タコメーター、警告灯、スタータースイッチ、ウインカースイッチ | 速度や車両状態の確認、灯火類や始動の操作 |
| エンジン周り | エンジン、ラジエーター、エアクリーナー、キャブレターまたはインジェクション | 動力発生、冷却、吸気、燃料供給 |
| 燃料系 | 燃料タンク、燃料キャップ、燃料ポンプ、燃料ホース | ガソリンの保管と供給 |
| 足回り | フロントフォーク、リアショック、スイングアーム、ホイール、タイヤ | 衝撃吸収、走行安定、路面との接地 |
| ブレーキ系 | ブレーキキャリパー、ブレーキディスク、マスターシリンダー、ブレーキホース | 減速と停止 |
| 駆動系 | ドライブチェーン、スプロケット、ベルト、シャフト | エンジンの力を後輪へ伝える |
| 排気系 | エキゾーストパイプ、マフラー、サイレンサー | 排気ガスの排出、排気音の抑制 |
| 外装系 | カウル、フェンダー、サイドカバー、シート、タンクカバー | 保護、空力、デザイン、乗車姿勢の保持 |
| 電装系 | バッテリー、ヘッドライト、テールランプ、ウインカー、ヒューズ | 始動、灯火、電気部品への電力供給 |
ここで大切なのは、名称を暗記することよりも「前輪の周辺ならフロント周り」「エンジンの後ろから後輪に力を送るなら駆動系」のように場所と役割を結びつけることです。
前・横・後ろから見たバイク各部の名称

写真や図がなくても部位を探せるように、見る方向ごとの位置関係を整理します。左右の表現は、原則としてライダーがシートにまたがって前を向いた状態を基準にします。
前側から見える部位
バイクの前側には、走行時の視界確保、方向指示、制動、衝撃吸収に関わる部品が集まっています。主な名称はヘッドライト、フロントウインカー、フロントフェンダー、フロントフォーク、フロントホイール、フロントタイヤ、フロントブレーキです。
ヘッドライトは夜間やトンネルで前方を照らす灯火類です。フロントウインカーは進行方向を周囲に知らせます。フロントフェンダーは前輪の上にある泥よけで、雨天時の水はねを抑えます。フロントフォークは前輪の左右に伸びる筒状の部品で、サスペンションの一部として路面からの衝撃を吸収します。
フロントブレーキは多くの車種で前輪付近にあり、ブレーキディスクとキャリパーが見えます。車種によってはドラムブレーキを採用している場合もあるため、形状は取扱説明書で確認してください。
横側から見える部位
横側から見ると、バイクの構造がもっとも理解しやすくなります。タンク、シート、エンジン、マフラー、ステップ、サイドカバー、スイングアーム、リアショック、チェーンまたはベルトなどが確認できます。
MT車では、左側にシフトペダル、右側にリアブレーキペダルがある車種が一般的です。ただし、旧車や一部の輸入車などでは異なる場合があります。スクーターではステップボードが広く、シフトペダルやクラッチレバーがない車種が多いです。
横側で傷や不具合を説明するときは、「右側サイドカバー」「左側クランクケース付近」「マフラーのサイレンサー部分」のように、左右と部品名を組み合わせると伝わりやすくなります。
後ろ側から見える部位
後ろ側には、テールランプ、リアウインカー、ナンバープレート、リアフェンダー、リアタイヤ、マフラー後端などがあります。テールランプは後続車に存在を知らせ、ブレーキ操作時にはブレーキランプとして点灯します。
リアフェンダーは後輪の泥はねを抑える部品です。リアタイヤ周辺には、チェーン、スプロケット、スイングアーム、リアブレーキなども見えます。異音や振動、チェーンのたるみ、タイヤの摩耗を説明するときは、後ろ側から見える部位名を知っていると便利です。
ハンドル周り・操作系の名称

ハンドル周りは、バイクを操作するための中心です。発進、停止、曲がる、合図を出すといった基本動作に関わるため、初心者が最初に覚えておきたい部位です。
ハンドル、グリップ、スロットル
ハンドルは進行方向を変えるための部品で、左右の端にグリップが付いています。右グリップは多くのバイクでスロットルを兼ねており、手前に回すとエンジン回転が上がり、加速につながります。
スロットルの戻りが悪い、回したときに引っかかる、アイドリングが不安定になる場合は、ワイヤーや電子制御スロットル、吸気系などの確認が必要です。安全に関わるため、違和感がある場合は整備士に相談しましょう。
クラッチレバーとブレーキレバー
MT車では、左手側にクラッチレバーがあるのが一般的です。クラッチはエンジンの力を一時的に切り離し、発進や変速をスムーズにする役割があります。クラッチレバーが重い、切れにくい、発進時にギクシャクする場合は、クラッチワイヤーやクラッチ本体の点検が必要になることがあります。
右手側のレバーは多くの車種でフロントブレーキレバーです。前輪ブレーキを操作し、減速や停止に使います。スクーターでは左レバーがリアブレーキ、右レバーがフロントブレーキの車種が多いですが、連動ブレーキなど仕様差があるため、取扱説明書を確認してください。
スイッチボックスとミラー
ハンドル左右の根元付近にはスイッチボックスがあります。左側にはウインカー、ホーン、ヘッドライト上下切り替えなど、右側にはスタータースイッチ、キルスイッチなどが配置されることが多いです。
ミラーは後方確認のための重要部品です。転倒や接触で曲がったまま走ると後方確認が不十分になります。調整しても後ろが見えにくい場合は、取り付け部の緩みやミラー本体の破損を確認しましょう。
シフトペダル、ブレーキペダル、ステップ
MT車では、足元にも操作系があります。左足側のシフトペダルは変速に使い、右足側のブレーキペダルはリアブレーキに使う車種が一般的です。ステップは足を置く部品で、ライダー用とタンデム用に分かれることがあります。
スクーターではステップボードに足を置き、変速操作は自動変速機構が行う車種が多いです。すべてのバイクにシフトペダルやクラッチレバーがあるわけではない点に注意しましょう。
メーター周り・灯火類の名称

メーター周りは、走行中の情報を確認する場所です。警告灯や表示を見落とすとトラブルの発見が遅れることがあるため、名称と意味を理解しておきましょう。
スピードメーター、タコメーター、オドメーター
スピードメーターは速度を表示します。タコメーターはエンジン回転数を表示する計器で、装備されていない車種もあります。オドメーターは総走行距離、トリップメーターは任意区間の走行距離を確認するための表示です。
中古車購入や査定では、走行距離は重要な確認項目です。ただし、査定額は走行距離だけで決まるものではなく、車種、年式、状態、地域、時期など複数の条件によって異なります。
警告灯とインジケーター
メーター内には複数の警告灯があります。ニュートラルランプ、方向指示器表示灯、ハイビーム表示灯、エンジン警告灯、ABS警告灯、油圧警告灯などが表示される場合があります。装備内容は車種で異なります。
警告灯が点灯したまま消えない場合は、自己判断で走行を続けず、取扱説明書で意味を確認してください。特に油圧やブレーキ、ABSに関わる警告は安全に直結します。
ヘッドライト、ウインカー、テールランプ
ヘッドライトは前方を照らす部品、ウインカーは方向を知らせる部品、テールランプは後続車に自車の存在を知らせる部品です。ブレーキをかけたときに点灯するブレーキランプも後方への重要な合図です。
灯火類の球切れやレンズ割れは、日常点検で気づきやすい不具合です。左右どちらのウインカーか、前後どちらのレンズかを伝えられると、部品の注文や修理相談がスムーズになります。
エンジン周り・吸排気系の名称

エンジン周りは、バイクの動力を生み出す中心部です。熱くなる部品や回転部品が多いため、点検時はエンジン停止後に十分冷えてから確認してください。
エンジン、シリンダー、クランクケース
エンジンはガソリンを燃焼させて動力を生み出す装置です。シリンダーはピストンが上下する部分、クランクケースはクランクシャフトなどを収めるケース部分を指します。外から見える形は単気筒、2気筒、4気筒などエンジン形式によって大きく異なります。
オイルにじみ、異音、始動性の悪化、振動の増加などがある場合は、エンジン周りの点検が必要です。エンジン内部の判断は専門性が高いため、無理に分解せず整備士へ相談しましょう。
ラジエーター、オイルクーラー、冷却フィン
水冷エンジンのバイクには、前方またはエンジン前側にラジエーターが付くことがあります。ラジエーターは冷却水を冷やす部品です。空冷エンジンでは、シリンダー周辺の冷却フィンで熱を逃がします。油冷や一部車種ではオイルクーラーを備えることもあります。
すべてのバイクにラジエーターがあるわけではありません。冷却方式は車種ごとに異なるため、冷却水の有無や点検方法は取扱説明書で確認してください。
エアクリーナー、キャブレター、インジェクション
エアクリーナーはエンジンに入る空気の汚れを取り除く部品です。キャブレターは燃料と空気を混ぜる装置で、旧車や一部車種で使われます。近年の多くの車種では、電子制御で燃料を噴射するインジェクションが採用されています。
始動しにくい、アイドリングが不安定、加速が鈍いといった症状は、吸気系や燃料系、点火系など複数の原因が考えられます。部品名だけで原因を決めつけず、症状と発生条件を整理して相談しましょう。
エキゾーストパイプ、マフラー、サイレンサー
エキゾーストパイプはエンジンから出た排気ガスを後方へ導く管です。マフラーは排気系全体を指すことも、後方の消音部を指すこともあります。サイレンサーは排気音を抑える消音部を指す名称です。
転倒傷やへこみを説明するときは、「エキゾーストパイプの前側」「サイレンサー外側」のように位置を添えると伝わりやすくなります。排気漏れ、異音、取り付け部の緩みがある場合は、安全のため点検を受けましょう。
燃料系と電装系の名称

燃料系と電装系は、始動や走行継続に関わる重要な部位です。見た目ではわかりにくい部品も多いため、無理に触らず、確認できる範囲を理解しておくことが大切です。
燃料タンク、燃料キャップ、燃料ポンプ
燃料タンクはガソリンを入れる容器です。ネイキッドやスポーツバイクではシート前方の大きなタンクが見えますが、スクーターではシート下やフロア下などに給油口がある車種もあります。
燃料ポンプは燃料をエンジンへ送る部品で、外から見えにくい場合が多いです。燃料のにおい、漏れ、キャップ周辺の劣化がある場合は、火気を避けて専門店に相談してください。
バッテリー、ヒューズ、配線
バッテリーはスターター、ライト、メーターなどに電力を供給します。ヒューズは電気回路を保護する部品です。バッテリー上がり、ライトが点かない、セルモーターが回らないといった症状では、バッテリー、ヒューズ、配線、スイッチ類などを確認することがあります。
バッテリーの位置は車種によって異なり、シート下、サイドカバー内、フロア下などさまざまです。端子の取り外し順や交換方法は車種ごとに違うため、取扱説明書を確認してください。
ECU、センサー、ABSユニット
近年のバイクには、ECUと呼ばれる電子制御ユニットや、各種センサーが搭載されることがあります。ABS装備車ではブレーキのロックを抑制するためのユニットやセンサーもあります。
これらは外から名称を見分けにくく、診断機が必要な場合もあります。警告灯が点いた場合は、自己判断で部品を交換せず、メーカー公式情報や整備工場で確認しましょう。
足回り・サスペンションの名称

足回りは、タイヤと路面の接地、衝撃吸収、走行安定に関わる部位です。走行性能と安全性に直結するため、傷や曲がり、異音がある場合は早めに点検しましょう。
タイヤ、ホイール、アクスル
タイヤは路面と接するゴム部品です。溝の深さ、ひび割れ、偏摩耗、空気圧を確認します。ホイールはタイヤを支える金属部品で、スポークホイールとキャストホイールなどの種類があります。アクスルは車輪を支える軸です。
中古車購入時や査定時には、タイヤの摩耗、ホイールの曲がり、リム傷、スポークの緩みなどが確認されることがあります。傷の名称がわからない場合でも、前輪か後輪か、右側か左側かを伝えると状況を共有しやすくなります。
フロントフォークとリアショック
フロントフォークは前輪を支え、ハンドル操作と前側の衝撃吸収を担います。リアショックは後輪側の衝撃を吸収する部品です。サスペンションは、これら衝撃吸収や車体保持に関わる仕組み全体を指す言葉として使われます。
フロントフォークにオイルにじみがある、段差で異音がする、車体がふらつく場合は点検が必要です。リアショックは車種によって1本式、2本式、リンク式など構造が異なります。
スイングアームとリンク機構
スイングアームは、フレームとリアホイールをつなぐ部品です。後輪が上下に動くときにアームが揺動し、リアショックと組み合わさって衝撃を吸収します。スポーツバイク、ネイキッド、オフロード、スクーターで形状は大きく異なります。
転倒や事故でスイングアームが曲がると、直進安定性やタイヤの偏摩耗に影響することがあります。目視で判断しにくい場合は、整備工場で確認してもらいましょう。
ブレーキ周りの部品名称

ブレーキは減速と停止を担う最重要部品です。名称を知っていると、異音や効きの違和感を正確に相談しやすくなります。
ブレーキディスク、キャリパー、パッド
ディスクブレーキでは、ホイールと一緒に回る円盤がブレーキディスクです。ブレーキキャリパーはディスクを挟む部品で、内部のブレーキパッドがディスクに押し付けられて減速します。
ブレーキ鳴き、レバーの握りしろが大きい、効きが弱い、片効き感がある場合は、パッド残量、ディスク摩耗、フルード、キャリパーの状態などを確認します。ブレーキ整備は安全に関わるため、不安があれば専門店に依頼してください。
マスターシリンダー、ブレーキホース、ブレーキフルード
マスターシリンダーは、レバーやペダルの力を油圧に変える部品です。ブレーキホースは油圧をキャリパーへ伝える配管で、ブレーキフルードはその圧力を伝える液体です。
フルード漏れ、ホースのひび割れ、レバーの感触変化は放置しないでください。交換時期や指定フルードは車種ごとに異なるため、取扱説明書や整備記録で確認しましょう。
ドラムブレーキとABS
小排気量車や旧車では、ドラムブレーキを採用している場合があります。外からは円盤状のディスクが見えず、ホイール内側のドラムで制動します。ABSは急ブレーキ時の車輪ロックを抑制する装置ですが、すべての車種に搭載されているわけではありません。
ABSの作動条件やメリット、過信できない限界、ABSなしとの違いは、バイクABSの仕組みと注意点で詳しく解説しています。
「ディスクがないからブレーキがない」と誤解しないようにしましょう。ブレーキ形式は車種によって異なります。
駆動系の名称:チェーン・ベルト・シャフトの違い

駆動系は、エンジンで生まれた力を後輪へ伝える仕組みです。チェーン駆動が代表的ですが、すべてのバイクがチェーンを使っているわけではありません。
ドライブチェーンとスプロケット
チェーン駆動車では、エンジン側と後輪側にスプロケットがあり、その間をドライブチェーンがつないでいます。後輪側の大きな歯車がリアスプロケット、エンジン側の小さな歯車がフロントスプロケットと呼ばれます。
チェーンのたるみ、サビ、固着、給油不足は走行に影響します。点検方法や調整値は車種で異なるため、取扱説明書を確認してください。
ベルト駆動とシャフト駆動
スクーターでは、エンジンの力をベルトで伝えるCVT構造が多く使われます。また、一部の大型車やツアラーではシャフト駆動を採用する車種もあります。
ベルト駆動車では外からチェーンが見えないことがあります。シャフト駆動車もチェーン給油は不要ですが、別の点検項目があります。「バイクには必ずチェーンがある」とは限らない点を覚えておきましょう。
外装パーツ・シート・リア周りの名称

外装パーツは、見た目だけでなく、風よけ、泥よけ、部品保護、乗車姿勢にも関わります。転倒や立ちごけで傷がつきやすい場所でもあります。
カウル、スクリーン、サイドカバー
カウルは車体を覆う外装部品です。フルカウル車では前面から側面まで大きく覆い、ネイキッドではカウルが少ない、または装備されない場合があります。スクリーンは前方の風を受け流す透明または半透明の部品です。
サイドカバーは車体側面のカバーで、バッテリーやエアクリーナー周辺を覆うことがあります。カウルやカバーの名称はメーカーや車種で細かく異なるため、部品注文時はパーツカタログで正式名称を確認しましょう。
フェンダー、タンク、シート
フェンダーはタイヤの上にある泥よけです。フロントフェンダーは前輪上、リアフェンダーは後輪上または後方にあります。タンクは燃料を入れる部位ですが、スクーターでは外から見えるタンク形状がない車種もあります。
シートはライダーが座る部品です。タンデム可能な車種では後席部分やタンデムステップがあります。シート破れやタンクへこみ、フェンダー割れは中古車購入や査定時に確認されやすい外装状態です。
リアキャリア、グラブバー、ナンバー周り
リアキャリアは荷物を載せるための部品、グラブバーはタンデム時に同乗者がつかむ部品です。ナンバープレート周辺には、ナンバーステー、リフレクター、リアウインカー、テールランプなどがあります。
社外品に交換されている場合、取り付け状態や保安基準への適合確認が必要になることがあります。購入や売却時には、純正部品の有無も確認しておくとよいでしょう。
日常点検で確認したい部位名称

日常点検では、名称をすべて覚えるよりも「安全に関わる場所」を優先して確認します。点検項目や方法は車種によって異なるため、メーカーの取扱説明書を基準にしてください。
| 確認する部位 | 見るポイント | 異常時の相談例 |
|---|---|---|
| タイヤ | 空気圧、溝、ひび、異物 | 後輪タイヤに釘のような異物がある |
| ブレーキ | レバー感触、効き、液量、異音 | フロントブレーキを握ると異音がする |
| 灯火類 | ヘッドライト、ウインカー、テールランプ | 左リアウインカーが点灯しない |
| チェーン | たるみ、給油、サビ | ドライブチェーンがたるんでいる |
| エンジン周り | オイル量、漏れ、異音 | クランクケース下にオイルにじみがある |
| サスペンション | オイル漏れ、沈み込み、異音 | フロントフォークにオイルがにじむ |
Honda二輪車の取扱説明書・パーツカタログ検索を用意しており、ヤマハ発動機の取扱説明書PDFダウンロードを案内しています。自分のバイクの正確な部位名称や点検方法は、メーカーの取扱説明書で確認するのが基本です。
中古車購入・査定時に確認されやすい部位

中古バイクの購入や売却査定では、外装の傷だけでなく、走行に関わる部位の状態も見られます。名称を知っておくと、状態を整理して説明しやすくなります。
外装と車体周り
カウル割れ、タンクへこみ、シート破れ、フェンダー傷、ミラー割れ、レバー曲がりなどは、見た目で確認しやすい部位です。立ちごけや転倒歴がある場合は、左右どちらのどの部品に傷があるかをメモしておくと相談しやすくなります。
フレームやフロントフォーク、スイングアームの曲がりは、見た目だけでは判断しにくいことがあります。購入前に違和感がある場合は、販売店へ整備履歴や状態確認を依頼しましょう。
消耗品と走行機能
タイヤ、ブレーキパッド、チェーン、スプロケット、バッテリー、オイル類は消耗品として確認されやすい部位です。交換時期が近い部品がある場合、購入後の維持費や査定時の評価に影響することがあります。
ただし、査定額は部品の状態だけでなく、車種、年式、走行距離、地域、時期、需要、整備履歴などによって異なります。特定の部品状態だけで高価買取が決まるとは限りません。
名称がわからなくても写真で相談できる
傷や不具合箇所の名称がわからない場合は、無理に専門用語を使う必要はありません。「右側のマフラーの後ろあたり」「前輪の上のカバー」「ハンドル左側のレバー」のように、場所を言葉で説明するだけでも十分です。
バイク買取MAXへ売却や査定を相談する場合も、車種名、年式、走行距離、車体全体の写真、気になる傷や不具合箇所の写真を用意しておくと状況を伝えやすくなります。部品名が曖昧でも、写真を見ながら相談できるため、不安な場合は事前に状態を整理しておきましょう。
部品名がわからないときの調べ方

バイク部品の名称は、一般的な呼び方とメーカーの正式名称が違うことがあります。部品購入や修理依頼では、次の順番で確認すると間違いを減らせます。
- 車種名、年式、型式、フレームNoを確認する。
- メーカー公式の取扱説明書で「各部の名称」を見る。
- パーツカタログで部品の正式名称と部品番号を確認する。
- 写真を撮り、前後左右と位置を添えてショップに相談する。
- 社外品やカスタム部品の場合は、装着メーカーや購入履歴を確認する。
Hondaの取扱説明書に関する案内では、取扱説明書をDigital Owner’s Manualで提供し、必要に応じて販売店で注文できる場合があると案内しています。部品注文では、機種名、年式、型式、フレームNoを正確に伝えることが重要です。ヤマハ発動機も、機種コードごとに該当する取扱説明書を特定できる検索ページを用意しています。
よくある質問

バイクの部品名がわからない場合はどう調べればよいですか?
まずはメーカー公式の取扱説明書にある「各部の名称」を確認しましょう。部品注文ではパーツカタログの正式名称と部品番号が役立ちます。わからない場合は、車体全体と該当箇所の写真を撮り、前後左右の位置を添えてショップに相談してください。
バイクの右側と左側はどちらを基準にしますか?
一般的には、ライダーがシートにまたがって前を向いた状態を基準に右側・左側を表現します。写真で説明する場合は、撮影方向も添えると誤解を防げます。
スクーターとマニュアルバイクで部位名称は違いますか?
共通する名称もありますが、構造が異なる部位もあります。スクーターはステップボード、CVT、シート下収納などがあり、MT車に多いクラッチレバーやシフトペダルがない車種もあります。
カウルとはバイクのどの部分ですか?
カウルは車体を覆う外装パーツです。フロントカウル、サイドカウル、アンダーカウルなど、位置によって呼び方が分かれることがあります。ネイキッドのようにカウルが少ない車種もあります。
マフラーとサイレンサーは同じ部品ですか?
会話では同じように使われることもあります。厳密にはマフラーが排気系全体や消音装置を指し、サイレンサーは排気音を抑える後方の消音部を指すことが多いです。車種やメーカー表記で異なるため、部品注文時は正式名称を確認してください。
フロントフォークとサスペンションの違いは何ですか?
フロントフォークは前輪を支える具体的な部品名です。サスペンションは、路面からの衝撃を吸収し車体を安定させる仕組み全体を指す言葉として使われます。リアショックやスイングアームもサスペンション周りに含めて説明されることがあります。
チェーンがないバイクもありますか?
あります。スクーターではベルト駆動のCVTが多く、一部の大型バイクではシャフト駆動を採用する車種もあります。チェーン駆動、ベルト駆動、シャフト駆動では点検方法が異なるため、取扱説明書を確認してください。
傷や故障箇所の名称がわからなくても査定を依頼できますか?
依頼できます。部品名がわからない場合も査定相談は可能です。車体全体の写真、傷や不具合箇所のアップ写真、車種名、年式、走行距離を用意すると伝えやすくなります。査定額は状態や需要などで変わるため、名称だけで判断されるものではありません。
まとめ:バイクの部位名称は「位置」と「役割」で覚える

バイクの部位名称は分類すると理解しやすくなります。操作系、メーター周り、エンジン周り、燃料系、足回り、ブレーキ系、駆動系、外装系、電装系に分けて覚えましょう。最初からすべてのバイク部品名称を暗記する必要はありません。前輪の上、ハンドル右側、エンジン後方、後輪周辺など、位置と役割をセットで覚えることが大切です。
車種によって部品の形状、配置、呼び方、搭載有無は異なります。正確な名称はメーカー公式の取扱説明書やパーツカタログを確認してください。中古車購入や売却査定では、外装、足回り、ブレーキ、駆動系、電装系などの状態を整理しておくと相談がスムーズです。
部品名がわからない場合でも、写真と位置の説明があれば伝えられることは多くあります。バイク買取MAXへ相談する際も、気になる傷や不具合箇所を写真で残し、わかる範囲の名称や位置を添えておくと安心です。


