125ccバイク(原付二種)は、通勤・通学や近距離移動に使いやすく、バイクの中でも維持費を抑えやすい排気量です。とはいえ「税金はいくらかかる?」「自賠責保険は毎年必要?」「250ccや400ccと比べて本当に安い?」と気になる人も多いでしょう。
この記事では、元記事で扱っていた自動車重量税・軽自動車税・自賠責保険・ガソリン代・車検費用の比較を残しつつ、2026年時点で確認できる制度に合わせて、125ccバイクの年間維持費を整理します。結論からいうと、125ccバイクは車検がなく、重量税もかからず、税金も年2,400円前後に収まるため、維持費を安くしたい人に向いた排気量です。
- 125ccバイク・原付二種の年間維持費の目安
- 50cc、90cc、125cc、250cc、400cc、大型バイクの維持費比較
- 軽自動車税、自賠責保険、重量税、車検費用の違い
- 125ccバイクのメリット・デメリットと注意点
- 維持費が高いと感じたときの売却・買取査定の考え方
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まずは、125ccバイクの維持費を考えるうえで重要な「税金」「保険」「燃料」「車検」の違いを、排気量別に確認しましょう。原付二種は、道路運送車両法上は125cc以下の原動機付自転車に含まれ、一般的な125ccクラスは軽自動車税(種別割)の課税対象です。
軽自動車税(種別割)は自治体に納める地方税で、税制の概要は総務省の地方税制度でも確認できます。自賠責保険は加入が義務付けられる強制保険で、保険料の考え方は損害保険料率算出機構の自賠責保険基準料率が参考になります。
| 排気量 | 軽自動車税(年額目安) | 重量税 | 自賠責保険(12か月目安) | 車検 | 年間維持費の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 50cc以下 | 2,000円 | なし | 約6,910円 | なし | 約3万〜8万円 |
| 51〜90cc | 2,000円 | なし | 約6,910円 | なし | 約4万〜9万円 |
| 91〜125cc | 2,400円 | なし | 約6,910円 | なし | 約5万〜12万円 |
| 126〜250cc | 3,600円 | 新車届出時に一度 | 約7,100円 | なし | 約8万〜18万円 |
| 251〜400cc | 6,000円 | 車検時に発生 | 約7,010円 | あり | 約15万〜30万円 |
| 401cc以上 | 6,000円 | 車検時に発生 | 約7,010円 | あり | 約18万〜40万円以上 |
上記は、税金・自賠責・燃料代・オイル交換・消耗品・任意保険・駐輪場代などを含めた概算です。走行距離、車種、地域、保険条件、整備を自分で行うか店舗に依頼するかで大きく変わります。
125ccバイクの維持費はこんなに安い!その①・まずは自動車重量税から!
125ccバイクは自動車重量税がかかりません。ここが、250ccクラスや400cc以上のバイクと比べたときの大きな差です。126〜250ccの軽二輪は新車届出時に重量税がかかり、251cc以上の小型二輪は車検時にも重量税が発生します。
重量税は車検や届出と関係する税金のため、詳しい考え方は国土交通省の自動車重量税に関する案内を確認すると理解しやすいです。125cc以下は重量税がゼロなので、固定費を抑えたい人にとって大きなメリットになります。
125ccバイクの維持費はこんなに安い!その②・毎年納める軽自動車税!
125ccバイクで毎年発生する代表的な税金が、軽自動車税(種別割)です。毎年4月1日時点の所有者に課税されるため、年度途中で売却してもその年度分の納税通知が届く場合があります。
| 区分 | 排気量 | 年額目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 原付一種 | 50cc以下 | 2,000円 | 近距離向け。制限速度や二段階右折に注意 |
| 原付二種乙 | 51〜90cc | 2,000円 | 50ccより走りやすいが車種は少なめ |
| 原付二種甲 | 91〜125cc | 2,400円 | 125ccクラスの中心。維持費と実用性のバランスがよい |
| 軽二輪 | 126〜250cc | 3,600円 | 高速道路を走れるが維持費は上がる |
| 小型二輪 | 251cc以上 | 6,000円 | 車検対象。長距離や趣味性は高い |
91〜125ccの原付二種甲なら年額は2,400円が目安です。400ccや大型バイクの6,000円と比べると差は小さく見えますが、重量税や車検費用も含めると年間維持費の差は広がります。
125ccバイクの維持費はこんなに安い!その③・自賠責保険!
自賠責保険は、バイクを公道で走らせるために必要な強制保険です。125cc以下の一般原動機付自転車は、12か月で約6,910円、24か月で約8,560円、36か月で約10,170円、48か月で約11,760円、60か月で約13,310円が目安です。
長期契約にすると1年あたりの負担が下がりやすいため、しばらく乗る予定があるなら24か月以上で契約するのも選択肢です。ただし、売却や乗り換えの予定が近い場合は、契約期間を長くしすぎると手続きが増えることがあります。
自賠責は対人賠償の最低限の補償であり、相手の車・物・自分のケガ・高額賠償を十分にカバーできるものではありません。そのため、実際の維持費を考えるときは任意保険も含めて見積もりましょう。
125ccバイクの維持費はこんなに安い!その④・塵も積もれば山となるガソリン代!
125ccバイクは燃費がよい車種が多く、通勤・通学の交通費を抑えやすいのが魅力です。実燃費は車種や乗り方で変わりますが、リッター40〜55km程度を期待できるモデルも珍しくありません。
| 年間走行距離 | 燃費40km/L | 燃費50km/L | 燃費55km/L |
|---|---|---|---|
| 3,000km | 約12,750円 | 約10,200円 | 約9,273円 |
| 5,000km | 約21,250円 | 約17,000円 | 約15,455円 |
| 8,000km | 約34,000円 | 約27,200円 | 約24,727円 |
上記はガソリン価格を170円/Lで計算した例です。燃料代は走行距離に比例するため、毎日乗る人ほど燃費のよい125ccの恩恵を受けやすくなります。
125ccバイクの維持費はこんなに安い!その⑤・2年に1度の手痛い出費「車検費用!」
125ccバイクには車検がありません。250cc以下のバイクも車検は不要ですが、251cc以上の小型二輪は車検対象になり、継続検査のたびに法定費用や整備費用が発生します。
車検の有無は維持費に直結します。400ccや大型バイクでは、2年ごとに数万円から十数万円の出費になることがあり、整備箇所が多い車両や年式の古い車両ではさらに負担が増えます。125ccは車検費用がゼロなので、年間維持費を平準化しやすい排気量です。
必要最低限の項目で合計金額を比較!果たして125ccバイクの維持費は?
ここでは、元記事の「必要最低限の項目で合計金額を比較する」という考え方を引き継ぎ、税金・自賠責・重量税・車検・燃料代を中心に年間維持費を整理します。
| 排気量 | 固定費の安さ | 燃費 | 高速道路 | 車検 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 50cc以下 | 非常に安い | 良い | 不可 | なし | 近距離専用なら安い |
| 91〜125cc | 安い | 良い | 不可 | なし | 街乗りの維持費と実用性が高い |
| 126〜250cc | 中程度 | 車種差あり | 可 | なし | 高速も使う人向け |
| 251〜400cc | 高め | 車種差あり | 可 | あり | 趣味性と費用のバランス |
| 401cc以上 | 高い | 低めになりやすい | 可 | あり | 趣味性重視。維持費は高め |
125ccバイクの年間維持費は、税金2,400円、自賠責保険の年換算、ガソリン代、オイル交換、タイヤ・ブレーキなどの消耗品、任意保険、駐輪場代を合わせて、目安として5万〜12万円程度に収まるケースが多いです。
ただし、任意保険を単独契約するか、家族の自動車保険にファミリーバイク特約を付けるかで大きく変わります。任意保険は事故時の賠償に関わる重要項目なので、維持費を安くしたい場合でも削りすぎないことが大切です。
125ccバイクの維持費が安い理由
125ccバイクの維持費が安い理由は、単に税金が安いからだけではありません。車検がない、重量税がない、燃費がよい、タイヤやオイルなどの消耗品が比較的安い、という複数の要素が重なっています。
- 自動車重量税がかからない
- 車検が不要
- 91〜125ccの軽自動車税が年2,400円目安
- 燃費がよく、日常移動のガソリン代を抑えやすい
- 部品・タイヤ・オイル量が大型バイクより少なく済みやすい
- 自動車保険のファミリーバイク特約を使える場合がある
とくに「車検がない」ことは大きな差です。400ccや大型バイクでは、車検前にタイヤ、ブレーキ、チェーン、バッテリー、オイル漏れなどの整備が重なると、維持費が一気に高くなります。
125ccバイクのメリット・デメリット
125ccバイクは維持費の安さが魅力ですが、誰にとっても万能ではありません。高速道路を使いたい人、長距離ツーリングを重視する人、二人乗りや積載性を重視する人は、250cc以上のほうが合う場合もあります。
| 項目 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| 維持費 | 税金・重量税・車検費用を抑えやすい | 任意保険、駐輪場、消耗品は別途必要 |
| 走行性能 | 街乗りでは十分な加速があり扱いやすい | 高速道路・自動車専用道路は走れない |
| 保険 | ファミリーバイク特約を使える場合がある | 補償範囲や年齢条件は契約内容の確認が必要 |
| 保管 | 車体が比較的小さく駐輪しやすい | 駅前や都市部では駐輪場代がかかることがある |
| 売却 | 通勤需要があり状態次第で買取対象になりやすい | 過走行・事故歴・放置車両は査定額が下がりやすい |
125ccは高速道路を走れないため、通勤ルートや休日の使い方によっては不便に感じることがあります。購入前には、普段の移動距離、坂道の多さ、二人乗りの有無、駐輪環境を確認しましょう。
任意保険・メンテナンス費用・駐輪場代も忘れずに確認
125ccバイクの維持費を正確に考えるなら、税金と自賠責だけで判断しないことが大切です。実際には、任意保険、オイル交換、タイヤ交換、ブレーキパッド、チェーン、バッテリー、駐輪場代、盗難対策用品なども必要になります。
任意保険はファミリーバイク特約も検討する
家族が自動車保険に加入している場合、125cc以下のバイクはファミリーバイク特約で補償できることがあります。単独のバイク保険より安くなるケースもありますが、補償範囲、年齢条件、人身傷害の有無、ロードサービスの有無は保険会社によって異なります。
メンテナンス費用は走行距離で変わる
オイル交換は年1〜2回、通勤で距離が伸びる人はさらに短い間隔で必要になることがあります。タイヤ、ブレーキ、チェーン、スプロケット、バッテリーは消耗品なので、毎年必ず同じ金額ではありません。新車購入直後は安くても、数年後にまとめて交換時期が来ることもあります。
駐輪場代と盗難対策も維持費に含める
自宅に無料で置ける人は維持費を抑えられますが、駅前やマンション駐輪場を使う場合は月額料金が発生します。盗難リスクが気になる地域では、ロックやカバー、盗難保険も検討しましょう。
維持費が負担なら売却・買取査定も選択肢
「維持費が高い」「乗る頻度が減った」「修理費や車検費用が重い」と感じているなら、バイクを保有し続けるだけでなく、売却や買取査定も選択肢になります。とくに400ccや大型バイクは、車検・タイヤ・バッテリー・保険更新が重なる前に査定を取ることで、余計な出費を避けやすくなります。
125ccバイクでも、通勤需要がある車種、燃費のよいスクーター、状態のよい原付二種は買取対象になりやすいです。売るか迷っている段階でも、無料査定で相場を把握してから「乗り続けるか」「売却するか」を判断すると失敗しにくくなります。
バイク買取業者・査定サービスを選ぶポイント
バイク買取を利用する場合は、査定額だけでなく、出張査定の有無、手数料、名義変更手続き、キャンセル条件、個人情報の扱いを確認しましょう。消費者トラブルを避けるため、契約前には消費者庁の注意喚起や取引条件も確認しておくと安心です。
| 比較項目 | 確認すること | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 出張査定 | 自宅や保管場所まで来てくれるか | 動かないバイクでも相談しやすい | 出張費・キャンセル料の有無を確認 |
| 複数社査定 | 一括査定や複数業者比較ができるか | 相場より安く売るリスクを減らせる | 連絡頻度や個人情報の扱いを確認 |
| 手続き代行 | 名義変更・廃車手続きを任せられるか | 売却後の税金トラブルを避けやすい | 手続き完了書類を必ず受け取る |
| 買取対象 | 原付二種、事故車、不動車も対象か | 処分費用を抑えられる可能性がある | 状態によって査定額は大きく変わる |
一括査定やオンライン査定では個人情報を入力することがあります。入力前に利用目的、第三者提供、連絡方法、退会・配信停止の方法を確認し、個人情報の基本的な考え方は個人情報保護委員会の情報も参考にしましょう。
バイクを高く売るためのコツ
高く売りたいなら、車検や自賠責の期限、整備記録、純正部品、スペアキー、取扱説明書をそろえておくことが大切です。査定前に洗車し、故障やカスタムの内容は正直に伝えましょう。
また、1社だけで即決せず、複数の買取業者で査定額を比較すると相場をつかみやすくなります。維持費が負担になっている場合でも、焦って手放すより、査定額・手数料・引き取り条件を確認してから判断するほうが納得しやすいです。
125ccバイクの維持費まとめ! あなたならどうする?
125ccバイクは、重量税なし、車検なし、軽自動車税は年2,400円目安、自賠責保険も比較的安いという特徴があり、バイクの中では維持費を抑えやすい排気量です。通勤・通学・買い物などの街乗り中心なら、50ccより走りやすく、250cc以上より固定費を抑えやすいバランスのよい選択肢といえます。
一方で、高速道路を走れない、長距離移動には余裕が少ない、任意保険や駐輪場代は別途かかるといった注意点もあります。維持費だけでなく、使い方や生活環境に合っているかを確認しましょう。
すでにバイクを所有していて維持費が高いと感じるなら、乗り続ける費用と売却した場合の査定額を比べることも大切です。125ccバイクはもちろん、250cc・400cc・大型バイクも、乗る頻度が減ったタイミングや車検・修理前は売却判断のよいタイミングになります。
125ccバイクの維持費に関するよくある質問
125ccバイクの年間維持費はいくら?
目安は年間5万〜12万円程度です。軽自動車税、自賠責保険、ガソリン代、オイル交換、消耗品、任意保険、駐輪場代を含めると、使い方によって差が出ます。任意保険や駐輪場代が安い人は低めに、毎日長距離を走る人や整備を店舗に依頼する人は高めになります。
125ccバイクに車検はある?
125ccバイクに車検はありません。車検が必要になるのは原則として251cc以上の小型二輪です。ただし、車検がないから整備不要という意味ではなく、日常点検や消耗品交換は必要です。
原付二種と250ccではどちらが安い?
維持費だけなら原付二種のほうが安い傾向です。125ccは重量税がなく、税金も低く、燃費もよい車種が多いためです。一方、250ccは高速道路を走れるため、移動範囲を広げたい人にはメリットがあります。
400ccや大型バイクは維持費が高い?
125ccと比べると高くなりやすいです。軽自動車税、重量税、自賠責、車検、タイヤ、オイル、任意保険、燃料代が増えやすく、車検時に整備が重なるとまとまった出費になります。
維持費が高いバイクは売った方がいい?
必ず売るべきとは限りません。月に何回乗るか、年間維持費はいくらか、次の車検や修理にいくらかかるか、売却した場合の査定額はいくらかを比べて判断しましょう。乗る頻度が少なく、保管費や修理費が負担なら査定を取る価値があります。
バイクを高く売るにはどうすればいい?
複数社で査定を比較し、整備記録、純正部品、スペアキー、説明書をそろえ、車体をきれいにしておくことが大切です。税金や自賠責の期限、カスタム内容、事故歴は正直に伝え、査定額だけでなく手数料や名義変更手続きも確認しましょう。
