バイクの服装おすすめ!安全性>機能性>ファッション性で決めよう
バイクは車と違って気軽に移動できる機動力や、颯爽と風を切って走る一体感が大きな魅力です。
反面、バイクに乗る時は全身むき出し状態になりますので、安全面に考慮した格好で乗らなければいけません。また、全身を使ってバイクを操るため機能性も考慮する必要があります。
それ以外にも、バイクに乗るとライダー自身のビジュアルが目立ちますので、どうせならカッコイイ格好をして乗りたいもの。
いくら安全装備をしっかりしていても、街中を歩いている人に指を刺されて笑われるなんて嫌ですからね。
バイクの服装選びに重要なのは、
- 安全性
- 機能性
- ファッション性
と、求められる部分が多いので、「ぶっちゃけどうやって決めれば良いのかわからない」なんて人も多いはず。
そこで今回は、バイクに乗るときの服装の選び方や、ジャンルやシチュエーション別に服装の選び方をご紹介していきます。
ポイントを抑えればバイクの服装選びは意外と面白くなってきますので、お気に入りの服装選びの参考にしてみてください。
バイクの服装はまず安全性を意識してから決めていく
バイクの服装はたくさんの種類があり、「結局どれが良いの?」と思う人も多いのではないでしょうか?
冒頭でもご紹介しましたが、バイクの服装選びで重要なものは次の3つ。
- 安全性
- 機能性
- ファッション性
そして優先度を考えると、【安全性>機能性>ファッション性】となります。
バイクは生身の身体で乗る以上、万が一の転倒や事故などに備えることが必要。
転倒すればアスファルトやガードレールに叩きつけられたり、場合によってはバイクの下敷きになるなんて可能性も考えられます。
そんな時に身体を守ってくれるのは身に付けているものだけ。そう考えると、必然的に優先しなければいけないことは、やはり「安全性」となるのです。
また、バイクは体重移動やハンドル操作など、全身を使う乗り物ですので、思うように動ける服装でなければいけません。
さらに体温調整や走行風を上手く受け流せる構造や、バイクを降りた後でも煩わしくない「機能性」も重要。
他にも、バイクに乗ると全身を曝け出すことになるため、ある程度のファッション性も意識したいところ。
人によってはファッション性にかなりこだわりを持つ人もいますので、バイクの楽しみ方の一つとも考えられるのです。
ベテランライダーほどバイクの服装について甘く考えがち?
たまに道の駅やサービスエリアで休憩しているツーリンググループなどにいる人の服装を見てみると、かなりラフな格好をされて驚くこともあります。
季節の移り変わりなのに上半身はTシャツ1枚だったり、冷え込む時期にパーカーしか羽織っていないなんて人もちらほら見かけるのも珍しくありません。
初心者ならわからなくもないですが、決まってベテランっぽいライダーや年配ライダーばかり。一体どういうことなのでしょう?
これは、バイクで転倒や事故の経験をせずベテランのライダーになったことが原因とも考えられます。
バイクの運転は慣れの部分が大きく、沢山乗れば乗るほど上達していきます。
そして転倒や事故の経験を積まず時間が経つと、「そんなに重装備じゃなくても大丈夫だろう」という心理になってくるのです。
初心者であればあるほど安全装備をしっかりしますが、ベテランになるほど「自分は大丈夫」という人が増えてくるのです。
もちろんそうでは無いライダーもたくさんいますが、傾向的にこのような状態になりやすいようです。
また、これも全ての人に当てはまるわけではありませんが、バイクという乗り物は機械を操作し、普段では体験できない速さで移動できるもので、非日常を味わえる乗り物でもあるのです。一度バイクに乗れば生き辛い現代社会からの開放感も味わえるのです。
そうなると、ちょっとくらい寒かったり無防備でも「大丈夫か」と言ってつい安全面を甘く考えがちになるようです。
もちろんこう言ったライダーは万が一の時に取り返しのない事態になる「リスク」の方が大きいのは言うまでもありません。慣れてきたからと言って、安全についての意識を薄めることは絶対にしないようにしましょう。
ベテランライダーが服装をキチッとしている方がカッコイイですよね。
バイクの服装選びのポイント
バイクの服装選びで意識しておきたいポイントをまとめると、次の5つが考えられます。
- 関節部分を守る
- 走行風が身体に触れないようにする
- 季節の影響を受けないように夏用と冬用を用意しておく
- ダサくない組み合わせのものを選ぶ
- すぐに脱げる手軽さも大事
1.関節部分を守る
転倒事故について考えてみると、全身を守るに越したことはありません。
しかしさすがに毎回バイクに乗る度ガチガチの装備をするわけにもいきませんので、必要な部分を重点的に守れる服装を選ぶのがポイントです。
もちろん頭や胸、背中にダメージを追えば致命傷になるため、これらの部分は必ず守るのは大前提。そして他にも重点的に守るべき部分があります。
バイクで転倒した際は肘や膝などの関節部分が真っ先に地面に付くことが多いため、この部分をしっかりプロテクションしてくれる服装を選ぶようにしましょう。
また、転倒時に足をついたり、手をついた際に手首や足首にダメージを負ってしまうことも少なくありません。
特に地面に手をついた衝撃で手首が骨折したなんて話もたくさん聞きます。そのため手首や足首をカバーするライディングギアの着用も大事ですね。
2.走行風が身体に触れないようにする
バイクの運転中は走行風が大きな弊害となりますので、直に身体に触れないようしっかり密閉された服装を選びましょう。
走行風は体温よりも低い温度ですので、風に当たると常に体温が奪われていきます。短時間であったり、風量が少ないと「寒いなぁ」くらいで済むかもしれませんが、連続的に風の影響を受けると、身体の深部の体温が低下してきます。
そうなると本来なら身体は震えや運動によって体温を上げようとします。しかしバイクに乗っているとほとんど動けず走行風がどんどん当たり、深部の体温低下を止めることができません。
すると自律神経が乱れ、免疫力の低下に繋がるため、風邪をひきやすくなったり、バイクを降りた後いつまでも倦怠感に襲われるなんてことも。酷い場合は慢性的な体調不良にも悩まされます。
他にも走行風に当たり続けることで身体や首が必要以上に疲れてしまいますので、バイクに乗ったあとの疲労感が大きくなります。
また、バタつきが発生すると後ろに引っ張られる働きが大きくなりますので、さらにしんどくなります。
そのため走行風が体内に入らず、スピードが出てもバタつかない服装を選ぶことを意識しましょう。
3.季節の影響を受けないよう夏用と冬用を用意しておく
当たり前ですが、バイクは天候や季節の影響大きく受けるため、「寒さ対策」と「暑さ対策」両方の用意が必要です。
もちろん春夏秋冬に合わせた4つのパターンが考えられますが、基本的には夏用と冬用2パターンを用意しておけば、あとは上から羽織ったり余分なものを脱いで調整すれば問題ありません。
夏にバイクに乗る服装
最近の日本は、地球温暖化により平均気温が上昇しているため、真夏は30〜40度近くなることもあります。そのため夏場はTシャツやタンクトップ1枚で乗りたくなるかもしれません。
しかし事故のことを考えると、長袖シャツと長ズボンは欠かせません。また、日差しが強い状態で直射日光に皮膚を晒し続けると健康上好ましくありませんので、どんなに暑くても露出する服装は避ける必要があります。
最近は速乾性のインナースーツなども販売されており、汗をかいてもサラッとした着心地が維持できます。
また、夏場は蒸れるので、グローブやブーツもせず、素手とスニーカーで乗る人なんて人もちらほら見かけます。
しかしいくら暑いからといっても素手でバイクに乗るのは危険ですので絶対にやめましょう。
最近は薄手でもメッシュタイプでプロテクション効果が優れているグローブもありますので、夏用グローブとして用意しておくことをおすすめします。
冬にバイクに乗る服装
平均気温が5度くらいでバイクに乗る時間が最も少なくなる季節となります。そんな中でも、バイクに乗る人はもちろんいるでしょう。
冬場の空気は非常に冷たく、少しの隙間から風が入ってこようものなら、短時間でも体温が奪われていきますので、冬場の服装は重装備になります。
冬場はウォームタイプのインナースーツを中に切るのも良いですし、ユニクロのヒートテックを着用するのも良いでしょう。
何枚も重ね着するのが面倒であれば、革ジャンバーなどといった革製品のライディングギアを着用すれば、風を通さず体温低下を防ぐこともできます。
さらに寒さが厳しい時は、バッテリーから電源を取るタイプのウォームジャケットを使用すれば、厚着をせずと防寒対策が可能です。
4.ダサくない組み合わせのものを選ぶ
安全上の性能は考えなければいけないバイクの服装。
とは言えライダーは全身を曝け出しているため見た目も考える必要がありますので、自分のバイクのジャンルやシチュエーションで場違いな格好にならないようにする必要があります。
最近は安全装備がしっかり整っているライダージャケットやズボンでもオシャレなものがたくさんありますので、安全を優先させすぎたからといってダサい格好になってしまうなんてことは少ないはず。
ラフすぎず、気合が入りすぎないようにコーディネートする必要がありますね。ファッション性を考慮した服装の選び方は後の項目でも詳しくご紹介していきます。
5.すぐに脱げる手軽さも大事
バイクに乗っていると時間と共に気温や天候が変わるため、すぐに脱いだり着たりして調整できる手軽さも必要です。
ツーリングでの行先で気軽に脱いでカバンにしまっておけるコンパクトさや、行先でサッと着れるファスナータイプのものだと使いやすいですね。
バイクに乗るときに絶対してはいけない服装
バイクの服装選びのポイントについてご紹介しましたが、反対に絶対にしてはいけない服装もいくつかありますのでご紹介します。
- 半袖半ズボン
- ジャージ
- スウェット
- スニーカー・サンダル・ヒール
これらの服装は安全のことを考えると大変危険であるどころか、見た目的もかなりダサい格好。
半袖半ズボンは言うまでもなく危険ですし、ジャージやスウェットはヒラヒラとなびいて引っかかる危険もあります。さらに風通しが良すぎてあっという間に体温が奪われてしまうでしょう。
また、これらの服装はうっかり高音のマフラーに接触してしまうと火傷につながりますので絶対にやめましょう。
部分別にバイク服装選びのポイントを紹介
ここからは、安全性や機能性を考え、
- ヘルメット
- グローブ
- ブーツ
- プロテクター
といった部位別にどのようなものを選べば良いのかご紹介していきます。
安全性や機能性さえしっかりされているものを選べれば、あとは自分の好みのデザインを選ぶだけ。それぞれ見ていきましょう。
ヘルメット
ヘルメットは、
- フルフェイスヘルメット
- ジェットヘルメット
- ハーフヘルメット
などの種類がありますが、安全面を考えると、フルフェイスかジェット型をかぶるようにしましょう。
ハーフヘルメットは顔部分や後頭部が守れない上、全体的な強度がどうしても劣ります。
また、転倒や事故の時は顎を強打することも少なくありませんので、最終的に推奨できるのは、やはりフルフェイスヘルメットとなります。
ヘルメットの値段はピンからキリまであり、強度面での違いもバラ付きがあるため、国内メーカーである
- Arai
- SHOEI
- OGK
から販売されているものを選ぶことをおすすめします。
これらのメーカーから販売されているヘルメットは、MOTO-GPなどのレース現場でも使用されているものと同じ素材や構造をしており、安全規格もクリアしているものが多く揃っています。
また、ヘルメット専門のメーカーですので種類も豊富。頭部を守るためには信頼できるものを選びましょう。
グローブ
バイク用のグローブは厚手の革製のものや、メッシュタイプなど素材も様々。
基本的にはどれも購入しても構いませんが、可能部にプロテクターが入っているものを選びましょう。
また、プロテクション効果が高いものは手のひらの部分が革製になっていたり、手首部分まで覆われているものがありますす。
転倒時のほとんどは手のひらを地面に叩きつけてしまいますので、この部分をしっかりガードできるものはかなり安心ですね。
さらにハンドル部分は走行風がモロに当たるため、寒い時期は防寒性がしっかりしている厚手の革製のものを選びましょう。
他にも機能性を求めるのであれば、そのままスマホやカーナビも操作できるタッチ対応式のものもあります。
ブーツ
バイクのライディングブーツは、
- 足首やくるぶしを保護してくれる
- シフトパッドが付いている
- 紐が付いていない
と言った特徴があります。普段の生活で履いているランニングシューズやカジュアルシューズだとこれらの機能がありませんので、非常に危険なんですよね。
そのため、くるぶしまで覆われているライディングシューズ・ブーツの着用をおすすめします。
バイク用品メーカーから販売されているものであれば、基本的に上記の条件が揃っているものばかりですので、バイク用品店から自分のお気に入りのデザインのものを選びましょう。
プロテクター
プロテクターは肘や膝などを守ってくれるものや、胸や背中周りを守ってくれるものまで部位によって様々です。
教習所で身につけるような大掛かりなものもありますが、最近では服の下から着用するインナータイプのプロテクターがたくさん登場しています。
これなら見た目もダサくありませんし、転倒時の衝撃をかなり吸収してくれます。
ただし転倒した際はズボンや服が破けてしまうデメリットがありますので、「見た目」を取るか「服装まで守る」かは、ライダーの好みによって分かれますね。
他にも事故の衝撃を防いでくれる「バイク用エアバッグベスト」も販売されています。
バイクハーネスを繋いでおき、転倒時に身体がバイクと離れるとエアバッグベストが作動して膨らみます。
エアバッグベストは破れない限り、ボンベを交換すれば何度でも再利用できますので、毎回変える必要ありません。
また、ジャケット式のため着用も非常に簡単。ツーリング先でも煩わしいと感じることはないはずです。
バイクのジャンルによってもダサく無い服装を選ぶ
バイクのファッション選びで周りからダサいと思われないようにするには、ジャンルによって似合うファッションの方向性を決めるということ。
ジャンルで大まかなファッションの方向性が決まるのです。
いくら自分がカジュアルで明るいファッションがお気に入りと言っても、アメリカンやクラシックバイクに乗っているとかなりダサくなります。
また、スーパースポーツにゴテゴテの革ジャンで乗るのも何だか場違いのようにも思います。
ここでは、
- スーパースポーツ(フルカウルバイク)
- アメリカン・クラシック
- ネイキッド・ストリートファイター
- オフロード
と言ったジャンル別に服装の方向性についてご紹介していきます。
スーパースポーツ(フルカウルバイク)の服装
いかにもスポーティーな見た目のスーパースポーツ(フルカウルバイク)では、バサバサなびかせながら走るのはお世辞にもカッコイイとは言えませんので、身体にフィットした無駄のない服装を心がけましょう。
もちろんレーシングスーツのようなガチ装備でも違和感がないのもスーパースポーツの魅力ですが、スキニーデニムやレザーブーツを履き、上半身はレザージャケットを着用してスタイリッシュなライダーの印象を与えるのも良いでしょう。
また、スーパースポーツはシフトペダルが小さく、ギアチェンジの際に足の甲が痛くなりがちですので、レザーブーツやライディングシューズを着用することをおすすめします。
なければ足の甲をガードするプロテクターを装備する方法もあります。
アメリカン・クラシックの服装
アメリカンやクラシックバイクはどっしり重量感があり、黒やグレーが基調とされています。
明るめのカラーを選ぶと、せっかく落ち着いた雰囲気が台無しになってしまいますので、バイクのカラーに合わせて黒系の服装を選ぶのがベスト。
どうしても明るめのものを入れたときは、アクセントとして身に付けるなどがおすすめです。
例えば赤系のスカーフを着用してみれば、重厚感だけでなく存在感も強めることもできるでしょう。
特におすすめな服装はデニム系ズボンやレザージャケット、レザーブーツやグローブ、カーゴパンツとなります。
ヘルメットはジェットタイプにして口元はスカーフなんかで覆ってもカッコイイですね。
ネイキッド・ストリートファイターの服装
ネイキッドはどのような服装にも合うため、お気に入りの服装のまま乗っても構いません。
カジュアルでもロックな服装でもバイクがしっかり引き立ててくれます。もちろんレーシーなガチ系の服装でも問題ありません。
ストリートファイター系はスパルタンな印象も強いため、バイクによってはライダージャケットやライディングパンツなどで統一した方が締まりがあって良いかもしれませんね。
オフロードの服装
オフロードは大きく2種類のタイプに分けられます。
- 本格的にオフロード走行する人
- 街乗りやツーリング中心に乗る人
本格的にオフロードを走る人であれば、上下モトクロス専用ウェアを着用し、ヘルメットもオフロード用を着用するのがベストです。また、インナープロテクターも装備しておくようにしましょう。
さらにブーツやグローブもモトクロス専用のものを着用すれば、通気性もよく安全性もかなり高くなります。
かなりスパルタンですが、統一することでカッコイイ見た目になります。
反対に街乗りやツーリング中心に乗る人であれば、カジュアル系の服装で乗ると良いかもしれません。
身軽な車体ですので、革ジャンなどの重量感があるものではなく、ラフな見た目の方が反対にバランスが良いんですよね。
原付バイクだからといって服装を軽く考えないほうがいい
手軽さが売りのスクーターなどの原付バイクは、ついラフな格好をして乗りがちです。
ファッションも特に気にする必要がなく、ハンキャップにジャージやスウェットで違和感ありません。
しかしいくら原付バイクだからといってもバイクであることに変わりませんので、服装選びを軽く考えないようにしましょう。
周りから気付かれにくい原付バイクは、他のバイクと比べて事故に遭遇する確率が高いとも考えられますので、必要最低限の安全装備と、ジャケット・ジーンズレベルのものは着用しておきましょう。
シチュエーションごとにバイクの服装を考えてみる
バイクに乗るといっても様々なシチュエーションがあります。
- 街乗り走行
- ツーリング走行
- サーキット走行や峠道
- 雨の日の走行
これらを1種類の服装だけで対応するのは厳しいでしょう。
状況によっては場違いなファッションで周りから浮いてしまうことだって考えられますので、シチュエーション別に適した服装について見ていきましょう。
街乗り走行
街中を流して走る程度であれば、最低限必要な安全装備を着用した上で、普段通りの格好で乗っても構いません。
また、ファッションにこだわりがある人は好みにコーディネートして乗るのも良いでしょう。
ツーリング走行
仲間にペースを合わせて比較的ゆったりとしたツーリングは、行先で観光をしたりするため、ある程度の動きやすさも必要です。
また、必要に応じて脱いだり着たりできるできる方が重宝しますので、上半身は機能性に優れたライディングシャケットがおすすめです。
下半身も動きやすいジーンズやライディング用のズボンを履くと良いでしょう。
反対に比較的ハイペースや長距離ツーリングの場合は上下共ライディング専用ウェア、もしくは革ジャンやレザー製のズボンを着用して走行風対策を欠かさず行いましょう。
サーキット走行や峠道
サーキットの体験走行や峠道などを走るのであれば、レーシングスーツをおすすめします。
安全上のことを考えると、これ以上無いほど安全な装備とも考えられますね。
安全装備がきっちりとしていると、気兼ねなくライディングできるなど、精神的な余裕が生まれます。
しかし上下繋ぎタイプのレーシングスーツはどんなに安くても10万円以上しますしので、かなりハードルが高いのも事実。
どうしても厳しいのであれば、革製のセパレートタイプのジャケットを切るのも一つの方法です。
また、内部にインナープロテクターを着用して万が一転倒したときに備えるのも大事です。
雨の日の走行
雨の日にバイクに乗る時はレインウェアが欠かせません。しかし一般的なレインウェアだと手首や足元、首元などから雨水が侵入してきます。
バイクでの走行中に雨に当たると、まるでシャワーを浴びているかのような水滴の勢いですので、ちょっとした隙間から内部に侵入してしまうんですよね。
そのためバイク用のレインウェアを着用するようにしましょう。
おすすめはゴアテックス素材のものとなります。
ゴアテックスは防水性・透湿性がズバ抜けて優れているため、雨水をシャットアウトすてくれるのはもちろん、内部で蒸れることもありません。
アウトドア用ウェアとしても使われていることが多いため、デザインも良くファッション性も高いものが多くなっています。
通常のバイク用レインウェアと比べて値段は高くなりますが、機能性を考えると決して高すぎることはありません。
バイク女子におすすめの服装
最近はバイク女子も増えており、バイクに乗る時のファッションにも注目されつつありますので、バイク女子におすすめの服装についても見ていきましょう。
まず大前提として、以下3つの服装は危険ですので絶対にやめておきましょう。
- ヒールのある靴
- スカート
- ショートパンツ
ヒールだと足をついたときにふらついてしまう危険があったり、スカートやショートパンツだと、マフラーに接触した際に火傷をする危険性もあります。
おすすめの服装は、上半身は女性用ライダージャケットを着て、下半身は動きやすいようにジーンズが良いでしょう。
また、ファッション性を損なわないために、あまりゴツくないものを選びたいところ。そのためインナープロテクターを着用しましょう。
また、こまめに温度調整ができるよう薄手のメッシュパーカーを持ち運んでこまめに体温調整するのも大事です。
まとめ:安全装備がしっかりされている服装は自然とカッコよくなる
バイクは気軽に乗れ、移動手段だけでなく周りにファッションをアピールできる乗り物でもあります。
好みの服装でオシャレに着こなす楽しみ方も醍醐味ですが、どのような時も一番に考えないといけないのが「安全性」です。バイクはタイヤが2つしか無い乗り物ですので、常に転倒と隣り合わせの乗りものとも考えられるのです。
そう考えると、万が一の備えについては、他の乗り物よりも意識しなければいけません。
かといってガチガチに重装備をするのもまたちょっと違うので、自分の技量やファッション志向と相談しながら適切な服装を選ぶようにしましょう。
今回ご紹介した服装の選び方やシチュエーションを参考に、自分だけのお気に入りの服装を選んでみてください!

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