SCR950は快速&快適な走りが自慢のヤマハ大排気量スクランブラー
昨年初夏に発表され、秋のデビューと同時にビッグバイクファンに新たな楽しみを提供した「ヤマハ・SCR950」。
ベースはすでにデビューを果たして好評を博しているボバーマシン・BOLT(ボルト)ですが、クルーザーとも異なる一風変わった個性の持ち主として、オフロード好きの間で高評価を集めている話題のモデルのひとつです。
最高出力55psの扱いやすいパワー、どことなくレトロな雰囲気とが相乗効果をもたらし、テイスティな走りで何時までも乗っていたくなる独特の魅力が◎。
今回は、2017年秋デビューのニューモデル・SCR950の最新情報と画像をお届けさせて頂きます。
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まずはSCR950のスタイリングをチェック!
60年代のスクランブラースタイルを彷彿とさせるオールドルックスながら、どことなく引き締った印象を受けるヤマハ・SCR950。
まずはそのスタイリングからチェックしていきましょう。
ボルトのハンドルが1インチ(約25.4mm)という太さのハンドルに対し、ヤマハ・SCR950は一般的な国内仕様車のサイズである22.2mmの太さとなっており、グリップ性と扱いやすさを実現しているのがウリのひとつです。
シート高835mmと身長の低い管理人にとっては足つき性に少々難がありましたが、シート前方の絞り込みで足つき性はそこまで悪くはなく、信号待ちなどの一時停車であれば片足ならベタ付けも可能と言えます。
オフロード走行に適したブロックパターンタイヤを装着しており、オンロード志向のモデルではあるものの、多少の悪路ならばこなせるといった仕様となっております。
こうしたデュアルパーパス風の味付けは、レトロスタイルのスクランブラーにふさわしいチョイスだと言えます。
作り自体はレトロスタイルでありながら、ライト類は全てLED化されており、安全性に配慮が払われている点がヤマハ・SCR950の面白さを際立たせております。
サイドビューは紛れもなくスクランブラースタイルですが、特にご注目頂きたいのはリアサスペンション。
ボルトオーナーならよく見慣れたサイズのサスペンションが付いていることに気づくかと思いますが、実はストローク幅は全く同じと言えるほど。
タイヤサイズが16インチから17インチに変更されており、ボルトよりもハードなセッティングとなっているのがヤマハ・SCR950のキャラクター性を物語っております。
全体的に近代的な作りとレトロスタイルが絶妙なバランスで融合したヤマハ・SCR950、個性派バイク好きの方にとっては一見の価値ありだと言えるでしょう。
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SCR950はボルトとは異なる味付けが光る個性派スクランブラー!
全長2,255mm×全幅895mm×全高1,170㎜と大排気量車らしい車体サイズを誇るSCR950は、同じく950CCエンジンを搭載した「ヤマハ・ボルト」の兄弟分とでも言うべきマシンです。
ワイルドかつクールな雰囲気を醸し出すマットブラック仕上げのエンジンは、ご覧の通りVバンクが大きくかなりの迫力。
クルーザー然としたパルス感はもとより、シート高830mmという腰高な重心からの倒し込みが面白く、レトロスタイルを踏襲しつつも近代的スクランブラーならではの躍動感あふれる走りが魅力だと言えます。
シンプルなタイプのメーターを採用し、とにかく操縦性に注意を払ったというハンドル周りの作りは、ボルトのボバースタイルに通じるものがあります。
ハンドル位置はややアップライトなものに設定されており、シートに腰を下ろしてしまえば252kgという重さとは思えないほど押し引きしやすく作られておりました。
走行時の(コツコツ…)とした微妙な突き上げ感が感じられますが、足回りとエンジンの作り込みに関しては一級品のヤマハ車であり、あえてこの足回りにしたと考えて良し。
むしろこの微妙な突き上げ感がSCR950のレトロ感に一役買っており、ヴィンテージバイクのような個性的な乗り味を演出しております。
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SCR950は果たして”買い”?
2017年にデビューしたヤマハ・SCR950は、ABS仕様車のみのリリースとなっており、新車販売価格は1,060,560円(税込)。
最高出力55psのバイクとして見るとやや割高な印象を受けてしまいます。
兄弟分のボルトABSが961,200円(税込)ですから、約10万円の価格差という点で購入をためらってしまう方もおられるのではないでしょうか?
確かに価格設定だけを見れば「ヤマハ・SCR950」というバイクは少々お高めの一台に映ってしまいます。
それでも60年代風のカラーリングと雰囲気抜群の味付けを考えると、純正ファクトリーカスタムという見方もでき、ボルトをベースにスクランブラーカスタムするよりは割安だと言えます。
この辺りははっきりと好みが分かれてしまいそうですが、ボルト同様にサスペンションがこなれてくればまた違った面白さも発見でるように思われ、スルメのような味わい深さがあるニューモデルだと言えそうです。
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