G310RはBMW初の普通二輪免許で乗れる中型バイク!
昨年11月のイタリアで開催されたEICMAで発表されたBMW初の軽排気量二輪となる「G310R」
そのG310Rが2016年3月19~21日まで開催された「第32回大阪モーターサイクルショー」にて初めて一般公開となりました。
先行発売されているホンダCBR300やカワサキNinja300、KTM・DukeにヤマハYZF-R3といったライバル達とは異なる独自の魅力にあふれたG310R。
一体何が新しいのか。
実際に観て試乗した視点から徹底解説いたします。
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全てがG310Rにしかないオリジナル! BMWブランドの新設計はオリジナリティのある独自色の強いストリートファイター
まず気になるG310Rのエンジンですが、水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンにドライサンプ式潤滑とこれまでになかった新設計エンジンとなっています。
電子制御式インジェクションを搭載し、今では見かけなくなった後方排気仕様という組み合わせです。
シリンダーが後ろを向いている後傾ピストンと、世界中のどのバイクにもない斬新な設計と言えます。
BMW伝統のRシリーズの名を冠した自信作として送り出されてきたG310Rは、ジャンル的にはストリートファイターという位置付けが一番近いです。
世界市場の中でも現在最もホットな市場となっているアジアを意識して作られたG310Rは最も新しい形のストリートファイターと言って良いでしょう。
スチール製チューブフレームにボルトオンのサブフレームという構成となり、フロントにはφ41mmの大口径倒立式テレスコピックフォーク。
リヤサスペンションにはシングルショック、アルミニウム製スイングアームと他の何者でもない斬新な設計となっています。
気になる走りはどうなの? 3/20のJapan PremierよりBMW公式プレスでG310Rの魅力を紹介
最高出力34ps/9,500rpmという数値が示す通り、シングルエンジンとしてはかなり高いエンジンスペックを持つG310R。
気になるその走行能力についてですが、3月20日に急遽行われたJapan Premierの公式発表では高速でのシティクルージングも楽にこなし、優れた燃費性能と両立させたとの事。
世界でも類を見ない新設計エンジンだけに、その実力が実に楽しみなバイクです。
最大トルク値28Nm/7,500rpmという事もあり、中高回転仕様のエンジンであると予想されますが、「低中高速のどこでも満遍なく楽しめるバイク」というプレスを考えれば従来のカワサキNinja250のようなオールマイティな万能型といったタイプであると思われます。
画像をご覧の通り、小柄な女性が乗っても十分に取り回せるようコンパクトに作られていて、シート高は785mm。
しっかり両足を地面に着けて乗れるよう設計されていて、軽快な取り回しが出来ることはまず間違いないと言えるでしょう。
ブレーキシステムはBMWの伝統であるABSがこのG310Rにも採用されており、制動力も折り紙つき。
実際に跨って試乗してみると自然に座り心地のよい快適なポジショニングになり、肩肘張らずに走りを楽しめるジャストサイズ。
シングルサスというと少々頼りないのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、G310Rに限っては心配ご無用。
このようにどっしり受け止める事が出来るだけのモノショックサスの採用で適度なハードさを持つ仕上がり具合となっております。
もちろん装備も充実! BMWの自信の程を表す最高の仕上がり具合のG310Rは2016年バイク市場の台風の目
従来のどんなバイクとも違う軽量単気筒車として姿を現したG310R。
最後にそのフロントマスクと装備についてご紹介しておきましょう。
フロントマスクは美しいダイヤモンドカットの施された逆三角形の1灯式ヘッドライトにヘッド上部にはBMWシリーズの代表の証「R」の文字があしらわれた独自のスタイル。
二等辺三角形型のウィンカーもその個性を引き立てています。
敢えてスクリーンレス仕様なのは、今後のシリーズ展開を考えられてのネイキッドスタンスを取り入れてのものと思われます。
近代的なデザインと、BMWのバイクに受け継がれてきた控え目なエッジの織り成すセンスの良さはオーナーの所有欲を存分に満たしてくれるでしょう。
気になるハンドル周りは意外なほどにシンプルな構成ですが、多機能なLCDインストゥルメンタルパネルメーターを採用し、必要以上のゴテゴテとした装飾を避けて上品にまとめた印象。
これは名車の呼び名も高いS1000Rで好評だったスタイル。
イグニッションをオンにした時の始動の目覚めの瞬間は、ぜひあなたの目でお確かめ下さい。
気になる価格については正式な公表はなかったものの、現在のドルレートで60万円前後という国産ネイキッドバイクと差のない金額を匂わせたプレスで、非常に期待が持てます。
「いつかはハーレー。」とは有名な言葉ですが、今年は「念願のBMW」という言葉がアジア市場で呟かれる予感を抱かせてくれた今回のJapan Premierでした。
正式リリースは、すぐそこまで迫っています。
今までにない新しい走りの楽しみを、G310Rは約束します。
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