ニンジャ1000H2 SX SEはH2のハイスペックツアラー!
スーパーチャージャー搭載のハイスペックマシンとして、2015年にデビューを果たしたカワサキ・Ninja1000H2(ニンジャ1000H2)。
そのデビューから3年を迎え、スーパーチャージャー搭載モデルでありながらツアラーとしてリファインされたのが、今年デビューするニンジャH2 SX及び特別仕様車のニンジャH2 SX SEです。
最高出力200psというハイパワーを誇り、スーパーチャージャーによる無類の加速力を実現しながらも、「史上最高のツアラー」という前評判のあるニンジャ H2 SX、果たしてその実像はどうなのでしょうか?
今回は、公道デビュー目前の2018年新車種・ニンジャ H2 SXの全方位からの撮影画像とともに、メーカーブース担当者による特徴解説を中心にお届けさせて頂きます。
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まずはニンジャ1000H2 SX SEを全方位からチェック!
今回2018年3月開催の「大阪モーターサイクルショー」にて、ターンテーブル設置で大きな注目を集めたニンジャ H2 SX。
まずはそのスタイリングからチェックしていきましょう。
ディティール自体はH2からの継承ですが、ホイールスポーク部に切削加工とクリア塗装が施され、より高級感が備わりました。
同時にH2よりもサイドフィンが強調され、よりスポーツバイクらしいフォルムに。
また同時に車体両サイドにバンク角に応じて点灯する「LEDコーナリングライト」を採用し、視認性・ビジュアル性に大きな変更点があります。
車体後部両サイドには、大容量のパニアケースがオプションとして設定。
これに加えてDC電源ソケットが装備され、上位モデルのニンジャ H2 SX SEでは、グリップヒーターまで標準装備。
真正面から見るとH2に比べ、各ランプ類が視認しやすく配置されている点にツアラーらしさが伺えます。
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最高出力200ps+スーパーチャージャーを受け止める足回りも継承され、安全性能面でも十分配慮されている様子が伺えました。
こちらはサイドランプ点灯時のカットですが、バンク角に応じて点灯数が変化するため、夜間走行時の迫力と美しさは実に興味深いものがあります。
今回のリリースにあたっては、H2がサーキットを想定したモデルであったことに対し、公道での基本的な安全性能を重点的に大幅に見直し。
さらに2,500回転以上であれば、クラッチ操作不要でシフトアップ&ダウンが行える「KQS(カワサキ・クイック・シフター)」を実装。
こちらはニンジャ H2 SX SEのみの限定装備ですが、長距離ツアラーとしての素質は非常に高められております。
今回のデビューにあたっては、高回転型のH2に対し、ニンジャ H2 SXは常用域となる低中速に特化した出力仕様へと変更され、パワーモードとアシストスリーパークラッチによるイージーさが備わった点も嬉しいポイントとなっております。
マスバランスに関しては、より前後比のバランスが考慮されホイールベース1,480mmに変更。
扱いやすい車体バランスへと変わり、高速走行時でも高い安定性とコントロール性を両立している点が特徴だと言えます。
H2からのキープコンセプトをしつつも、カワサキらしい最新技術が随所に盛り込まれ、大型SSファンにとって、実に楽しみなハイスペックマシンだと言えます。
ニンジャ1000H2 SXとニンジャ H2 SX SEはどう違う?
今回の展示では、上位グレードの「ニンジャ H2 SX SE」でしたが、ベーシックグレードの「ニンジャ H2 SX」との違いを見てみましょう。
- ツーリングとスポーツの2モードから表示タイプを選べるフルカラーTFT液晶メーターパネル
- バンク角に応じてライト点灯数が変化するLEDコーナリングライト
- 2,500回転以上でのスムーズなシフト操作を可能とするカワサキ・クイック・シフター
- ゼロスタート時の適切な加速力をコントロールする電子制御デバイス「KLCM(カワサキ・ローンチ・コントロール・モード)」
- グリップヒーター・DC電源ソケット・大型ウインドシールド等のツアラー装備の充実化
- その他ニンジャ H2 SX SE専用のプレミアムシートとセンタースタンドの追加
こうした装備が追加され、ベースグレードのニンジャ H2 SXは1,998,000円に対し、ニンジャ H2 SX SEは2,376,000円(いずれも税込)。
価格差にして35万円もの大きな開きがありますが、それだけの価値がある最新テクノロジー満載となっております。
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カワサキ・ニンジャ1000H2 SX SE は果たして”買い”の一台?
大型SS乗りにとって、今やスズキ・ハヤブサ以上の注目を集めているニンジャ H2 SX、新車販売価格はなんと200万円を切る形でデビューが決定しました。
オリジナルのニンジャH2Rが594万円(公道走行不可モデル)、ベーシックモデルのニンジャH2が302万円(いずれも税込・H2カーボンは334万円)。
味付けに関する変更点は数あれど、ニンジャH2のスタイリングを100万円以上ディスカウントしてきたこの姿勢は、カワサキの本気度が伺えるものだと言えます。
デビュー当時、その規格外のスペックと作りから「高嶺の花」であったことを考えると、買いの一手だと言えるでしょう。
さすがにH2Rのような時速300km/h余裕でオーバー、とはいかないでしょうが、ステータス・所有感ともにお墨付きの一台であることは確かです。
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