モンキー125はグロムをベースに復活!【2018年新車種】
2016年から一部で話題に上って以来、2017年の生産終了と同年秋のコンセプトモデルを経て、いよいよ今年2018年に正式販売が決定した「ホンダ・モンキー125」。
より大きく、よりパワフルになったと言われながら、タックロールシートをはじめとする作りはモンキーそのもので、大阪モーターサイクルショー来場者の注目を一身に集めておりました。
今回は2018年販売開始のニューモデル・モンキー125の最新情報と画像をお届けさせて頂きます。
モンキー125はビッグサイズに!大猿化して乗り心地は?
全長1,713mm×全幅753mm×全高1,030mmと巨体化し、撮影画像の通り非常に堂々とした体格に生まれ変わりました。
従来モデルのサイズが全長1,365mm×全幅600mm×全高850mmであっただけに、一回り以上のサイズアップを果したと言えます。
モンキーのアイデンティティとも言える厚みのあるタックロールシートが採用され、膝に負担をかけない作りに生まれ変わったのはファンにとって朗報のひとつ。
125ccクラスの先輩車種に当たるグロム125のパーツを取り入れ、全体的にたくましさが増しております。
125ccであるためクラス的には逸脱したサイズではないものの、ワイドタイプのシート幅による安定感は非常に好印象。
ハンドルの高さも気楽に乗れるポジションに設定され、乗り心地に関しても非常に良好だと言えるでしょう。
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モンキー125・最高出力は9.8ps!グロム125のエンジンでパワフルに!
近年の125ccクラスの盛り上がりは非常に顕著で、各メーカーともに続々と意欲作の投入が始まっておりますが、ホンダの大将格であるモンキー125も負けてはおりません。
どうやらスペックデータは2017年暮れのコンセプトモデルそのままの様子で、最高出力は9.8psとのこと。
エンジン仕様が空冷4スト単気筒OHCであることから、コンセプトモデルと同じくグロム125がベースだと推測されます。
グロム125のスペックがクラス最高の9.8psであることを考慮すると、モンキー50比で約3倍のパワーアップを果たすことになり、巨大化した車体に見合った十分なパワーが備わったと見てよいでしょう。
マフラー等もそれを裏付けるかのようなサイズへ変わり、125ccクラスらしい加速力が期待できそうです。
残念ながらハンドルは非可倒式に変わってしまいましたが、それでも大きく期待が寄せられております。
モンキー125はでっかくなってもやっぱりモンキー!
ホンダ・モンキーといえば、アップハンドル・タックロールシート・2本サスがトレードマークですが、このトレードマークはそのまま継承されました。
メーターはアナログから液晶化しておりますが、「モンキーらしさ」は損なわれてはおらず、より時代に適した進化を遂げたと言えます。
ヘッドライトやウインカー、テールランプなどの箇所はLED化された様子で、長期所有におけるメンテナンス性にも十分な配慮がされたと言えるでしょう。
従来のモンキーファンからすると、いささか上品すぎるような印象は受けますが、事故が生命に直結するバイクならではの安全性能が確保されたという見方もできます。
緩やかなカーブを描くタックロールシートは当然シングル(一人乗り)であり、触媒によるサイズアップが施されたマフラーとの干渉が少し気になったものの、それほど違和感は覚えませんでした。
これまで通りのイージーライド感、ホビーバイク感はそのまま保たれており、2種バイク入門用としても非常に期待して良いでしょう。
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モンキー125は果たして”買い”?
本年2018年に国内での販売が決定したホンダ・モンキー125は、メーカーブース担当者によれば「7〜9月ごろが第一候補に挙がっている」とのこと。
このシーズンは学生さんが夏休みという長期休暇を利用し、2輪免許取得人口が増加するシーズンでもあり、その新ライダーを見越してのデビューだと言えます。
現時点ではホンダによる正式な販売価格の発表はありませんが、同担当者によれば「40万円弱」という回答があり、少々高めながらも妥当なラインだと言えます。
しかもABS仕様であることを考えると、この価格設定は十分に魅力があり、今年デビューの125ccクラスでは大本命だと言っても過言ではありません。
今年発表のライバルの代表格は、R1000のスタイリングを継承した「スズキ・GSX-R125 ABS」が第一本線。
続けて同じコンセプトの「ヤマハ・YZF-R125」あたりが続きますが、いずれもオンロードスポーツタイプであることを考えると、ほぼライバルは皆無だと言えそうです。
最高速度などはまだ不明のままですが、絶大な人気を誇ったシリーズだけに、私たちユーザーが期待するに十分なものであると考えて良いでしょう。
さすがにこれだけのネームバリューがあるため、値引き等は期待できませんが、ファンでならずとも十分検討に価する有力モデルのひとつです。
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